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2年前に起きた自転車転倒で痛めた左肩の痛み(症例)

2016.10.17 | Category: むち打ち症,交通事故治療,症例報告

大学二年生の男子で、当時高校三年生だった時、自転車通学の途中、後ろから来た車が自転車を横切る時に接触事故を起こし、そのまま自転車は左側に転倒した模様。その後、病院で検査を受けたが、左肩の打撲という診断を付けられ、約一ヶ月間治療をしたらしいです。その後、完全に左肩の痛みが無くなった訳でも無く、そのまま本人もこれ以上治りそうもないと判断し、治療を終えてしまいました。

 

事故後、二年が経過し、大学の体育の時間中、肩を動かしたあとから急に左肩が痛み出し、事故時と同じような症状が出始めたらしいです。近くの病院でレントゲンを撮り、痛み止めと薬と湿布をもらい、様子をみていたらしいですが、あまり症状の改善がないため当院を受診。

 

当院の検査では、腱板などの検査、各種筋肉、腱、靭帯、関節などの検査はすべて陰性でした。頸椎神経根の各種検査も陰性でした。圧痛は、左肩の外側面で、にぶい自発痛もあり、特に夜、左肩を下に向けて横臥位で就寝しているときに出現。また左肩の前方挙上痛、後方伸展痛、前腕回内痛、回外痛がありました。

 

治療としては、自発痛は日中はあまり気にならないらしく、とくに前方挙上制限と前方挙上痛が著しいので、この痛みを基準に治療法を考えました。まず、副交感神経亢進によるものかどうかを診るために、左右F5の井穴刺絡で確認したところ、前方挙上時痛が約二割くらい楽になっていることから、さらに左右H5の井穴刺絡も行いました。H5F5にて約三割くらい肩の挙上時痛が軽減することから副交感神経亢進による肩の痛みも関係していると思いました。さらに帯脈にて肩の挙上時痛がやわらぐことから、帯脈に寸六三番針を雀啄し、その後置針しました。瘀血も考慮したため、左中封、左尺沢に置針と灸、免疫力をアップさせるために左右の手の曲池に置針と灸をしました。

 

三回目の治療時には、夜間の自発痛がかなり楽になっており、寝返りなどでも肩の痛みのために途中で目覚めることが無くなったようです。

 

四回目の治療では、肩前方挙上時痛が最後のフィニッシュ160度~180度くらいで痛みが残存するため、太陽少腸経の井穴刺絡と少陰心経の井穴刺絡を行いましたところ、ほぼ180度までスムーズに痛み無しで挙上することが出来るようになりました。

 

五回目の治療時にも、治療前に前方挙上時の痛みを確認しましたが、だいぶ楽に180度近くまで挙げることが出来ているし、後方伸展痛、前腕回内、回外痛もまったく出ていないようなので、今回にて治療を終了した症例でした。

 

交通事故後の後遺症が、ある日突然、何かの誘因で再度出現することがあるみたいです。一度交通事故などで損傷している部位は、他の部位よりも弱くなっている可能性があるので、常日頃からその部位を鍛えて血液の流れを良くし、代謝を上げておくことが重要のように思います。特に冬場など寒さによっても痛みが引き起こされることもありますから、常に弱い部分は、自分に合ったやり方で筋力をアップし体温を上昇させ血流を良くすることだと思います。


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