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自転車で転倒した際の右胸部痛(症例)

2017.01.13 | Category: 症例報告

30才代の女性で、12月の末、自転車で走行中、道路の溝にタイヤがはまりこんでしまい、右側に転倒した模様。そのまま右手を地面に付きながら右の胸部を地面に強打してしまし、その後治療をせずに放置したようです。

 

 

受傷から三週間経過したが、胸の痛みがまだ半分くらい残っており、さらに右腕を挙上すると右肩が痛いということで当院を受診。

 

当院での各種検査において、右肋骨の骨への影響はなさそうでした。体幹の前屈、左右の回旋時に右胸部(肋骨の7~9)に痛みがありました。右肩は、挙上時痛、水平外転時痛、水平内転時痛、さらに右肩を下にして寝ていると痛みのために目が覚めてしまうということでした。

 

 

治療としては、右肋骨の痛みが体幹の前屈、左右の回旋時に出ているので、その痛みを除去することを目的に右F2,F5の井穴刺絡を行いました。その後治療効果を確認するために、前屈、左右の回旋をしていただいたところ、前屈痛は約四割、左右の回旋時痛は約七割楽になっていました。

 

 

痛みのあるエリアが、胃経、脾経の近くなので、右F1,F6の井穴刺絡も行いました。その後、再度前屈、左右の回旋をしていただいたところ、前屈痛が五割、左右の回旋時痛が九割楽になっていました。

 

右肩ですが、挙上時痛があるので、右F3,F4の井穴刺絡、そして水平外転時痛、水平内転時痛があるので、右H2,H5の井穴刺絡を行いました。その後、治療効果を確認するために肩の動作を行っていただいたところ、挙上時痛はほぼ取れていました。水平外転時痛もほぼ消失しており、水平内転時痛だけが五割程度の痛み消失に留まりました。

 

その後、一日置きに六回の治療をいていただき、右胸部、右肩関節もほぼ痛みを訴えることも無くなりました。

 

水平内転だけが残り二割くらいの痛みがあり、右の帯脈に三点処置をしたところ、この水平内転時痛も消失したようです。

 

 

その後、帯脈処置だけを続けて四回行い、水平内転時痛もかなり落ち着いているので治療を終了とした症例です。

 

 

水平内転時痛だけが若干最後まで残ってしまい、治療に時間が掛かってしまいましたが、右側の疾患なので、厥陰肝経が絡んでいたのかもしれません。もしくは、副交感神経亢進が絡んでいたかもしれません。あるいは、痛みの部位が固定でしかも患部を下にすると痛みで目が覚めてしまうことから瘀血があったのかもしれません。いずれにせよ、帯脈処置で効果があり、肩関節の運動時痛には、この帯脈処置が欠かせませんので、施術者の方でも取り切れない肩関節痛には試してみてください。取穴の方法ですが、左右のどちらかの腹斜筋の外側で、指で押圧して硬結のある部分、もしくは患者が痛みを感じるところがその人の帯脈のツボです。このツボに指で押圧しながら水平内転を行っていただき、動作時痛が楽であれば帯脈で効いていきます。その際、その帯脈の左右にも針を刺入し、雀啄でこの帯脈の硬結を取り除くことがポイントです。硬結が無くなり次第、針を抜刺し、再度動作時痛が変化しているかを確認していくのです。


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