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施術コラム

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交通事故による後遺症と漢方薬

2018.04.24

炎症期が過ぎてしまった交通事故で、六カ月以上痛みに変わりがない場合、後遺症と判断していくことが多いです。

 

 

この場合、精密検査を行っても異常所見が出ないことがあります。

 

 

色々な施術を試してみても、あまり改善されない場合、どうすればよいでしょうか。

 

 

辛いのは本人だけです。この痛みのためにあらゆる施術を行ってきていると思います。

 

 

様々な角度から施術を行っても改善されない交通事故による後遺症では漢方薬で楽になるケースがあります。

 

 

漢方薬はその人によっては、まず「証」を調べることから始めます。

 

 

さらに、この交通事故の後遺症が骨からの痛みか、筋肉からの痛みか、それ以外からの痛みかを判断していきます。

 

 

筋肉の問題であれば、入浴などにより温めていくと痛みが楽になります。骨の問題であれば直接その痛んでいる骨を押すことで痛みが現れます。

 

 

また骨と筋肉の両方が原因で痛みが現れていることもあります。

 

 

それ以外の痛みというと、例えば天気に左右されて痛みが悪化する、生理中に痛みが悪化する、ストレスが加わると悪化する、など、骨や筋肉以外のものを指します。

 

 

漢方薬は、その人の「証」に対する適切な漢方を選ぶことがとても重要です。

 

 

交通事故による後遺症では、受傷後時間が経過しているほど、漢方薬も中、長期的に飲むことになります。

 

 

それは、交通事故により、変化してしまった体質を元に戻していかなくてはいけないため、時間が必要となることが多いのです。

 

 

せめて三か月以上は服用してみないと、効いているかがわかりにくいので、もし交通事故での後遺症のために漢方薬を飲むのであれば、服用期間もある程度理解してから飲んでいくことをお勧めします。

交通事故による腰の痛みとしびれ感(症例)

2017.11.27

20歳代前半の女性で、美容院に働いている方の症例です。

 

 

通勤途中、交差点で停車中、後続車に追突された模様。その後、何も無かったかのように仕事に打ち込んでいたそうですが、交通事故受傷から十日目くらいから腰の痛みと殿部から右大腿部にかけてしびれが現れたそうです。

 

 

背中も辛そうですが、いまは腰から足への痛みとしびれが気になるということで、仕事を今週から休んでいるそうです。

 

病院で検査をしたそうですが、骨や神経には異常がないということで、飲み薬だけが処方されたそうです。この病院でも交通事故の専門のリハビリ室があるらしく、二、三日電氣治療、腰の牽引をしたそうですが、牽引をした後、もっとしびれが強くなってしまうということで病院のリハビリには行かなくなったそうです。

 

インターネットで当院を知り、お越し下さいました。

 

当院での施術では、まず腰から臀部の刺し込む痛みが強いので、患部への冷却療法と、通導散、地竜、桔梗石膏を飲んでいただくよう指示しました。まずは、炎症を抑えることと刺し込む痛みを取ることが先決だと思いました。

 

 

交通事故から三週間が経過し、ようやく痛みが半分くらいにまで回復しています。しかし、しびれが強いために仕事にはまだ行っていないようです。行く気になれないそうです。今日、職場のオーナーからしばらく良くまでゆっくり休みなさい、と言われたらしく、本人もゆっくり治す覚悟が出来たみたいです。

 

 

炎症期が過ぎ、安静時の痛みとしびれ感は消失していますので、通導散から治打撲一方に変えました。施術としては、扁桃処置、臍部下の左右の圧痛があるため、副腎処置、三晥処置を針にて行いました。

 

 

交通事故から五週間目で、腰部から足への痛みとしびれ感は、残り三割程度です。ここからは、治打撲一方から疎経活血湯に変え、腰部前屈時に疼痛としびれが増幅するので、太陽膀胱経、頭部への刺絡を行いました。さらに、臀筋、大腰筋、斜角筋、肩甲骨周辺の押圧検査で痛みとしびれ感が楽になるようなので、筋膜のつながりを使って施術を行いました。

 

 

交通事故から七週間目でやっと歩行でも痛みとしびれを感じることが無くなり、翌週から仕事に復帰することになった症例です。

 

 

交通事故での受傷例では、完全に身体の痛みやしびれを治しておかないと、いつまた症状が再発するかもしれないので、しっかりと施術をすることが重要であると思います。

体調不全の話し

2017.09.12

何となくだるい、寝ても疲れが取れない、気持ちが沈んで元気が出ないなど、体調不全を訴える時はないですか。

 

 

病院で検査をしても病名がつかず、どこも異常なしと診断をされてしまう。いいところ、ビタミン剤を渡されて帰らされる。こんな経験をした人もいるかと思います。

 

 

このような体調不全や体調不良は、多忙な毎日、不規則な生活、緊張やストレス、暴飲暴食、運動のし過ぎ、運動不足など、心や体の問題が蓄積されて起こるとされていますが、このような時にはどうすればよいのでしょうか。にんにくやらっきょう、レバーなど栄養価の高い食物で解決できればいいのですが。

 

 

西洋医学の診方からすると、各種検査にて異常所見がなければ、打つ手がないと言われています。栄養剤やビタミン剤でごまかすくらいです。

 

 

こういう時には、漢方などの東洋医学が威力を発揮することがあるんです。

 

 

東洋医学では、病名が付かないけれど何となく調子が悪い状態を「未病の状態」といい、こういう時に対処することができるのです。

 

 

漢方では、疲れの原因を脾や腎の不調と診ることがあります。元気がなく、食欲がわかず、胃もたれを起こしやすく、下痢しやすい人の場合、脾の失調とみます。脾が弱ってくると食べた物の栄養が消化吸収しずらくなり、吸収されないために力が入らず、心も体も疲労しやすくなり、どんどん虚弱になっていきます。

 

 

また腎の失調により、蓄えられた精気が消耗し、疲労のため元気がなくなり、足や腰がだるく重くなっていきます。そして足腰の力がなくなり、少しの歩行でも疲労感を訴え、やがて足の冷えやムクミを訴えるようになります。これを我慢すると腰痛や座骨神経痛へと進むケースがあります。

 

 

この脾や腎が衰えてくると、脊髄を通して脳にまで関係していき、睡眠障害などにより不眠に陥ることもあります。熟睡できないと、内蔵機能や神経・精神が休むことなく、たえず活動している状態が続くので、さらに疲労感が増していくという悪循環に陥ります。

 

 

このような体調不良の場合、単純に脾や腎を強化する漢方薬を中・長期的に飲んでいくことで、徐々に体調不良を改善していくことが可能となってきます。

 

 

常に体調不良や体調不全を訴えており、どうしてよいか分からずに悩んでおられる方は、一度漢方専門士に相談してみてはいかがですか。

 

 

きっとあなたに合った体調を整える漢方に巡り会えるかもしれませんよ。

 

 

交通事故による首痛と左手のしびれ(症例)

2017.04.20

30才半ばの女性で、交差点で信号待ちをしていたところ、後ろから追突されて受傷した模様です。

 

 

受傷後三ヶ月間病院にてリハビリを行っていたそうですが、一向に良くならないということで当院に転院してきました。

 

 

病院での精密検査では、MRI、レントゲン、CT、血液検査を行っておりますが異常は見当たらないということで、軽いむち打ち症という診断でリハビリに毎日通っていたそうです。

 

 

病院では、遠赤外線、電気療法、湿布が主なリハビリのようで、飲み薬も出されていたそうです。ちなみに飲み薬は、痛み止め、胃粘膜保護剤、ビタミンB12です。

 

当院にて確認したところ、頸椎神経根テスト、胸郭出口症候群テストは陰性で、ギヨン管、肘部管のチネルサイン陰性、ただ尺骨神経エリアに放散痛としびれがあるようです。

 

左小指の知覚過敏が陽性、指屈曲力左右正常、腱反射すべて正常でした。左右の手指の温度差があり、左手指の方が冷たいです。入浴により身体を温めると左手のしびれは一時的に楽になるそうです。現在は首の痛みよりも左手指の、とくに小指のしびれ感が気になるということです。

 

 

治療のヒントとしては、血流障害により神経への負担があると思われます。とくに尺骨神経への負担です。橈骨神経、正中神経は正常のようです。尺骨神経エリアに沿ってしびれが出現しています。

 

糖代謝が落ちるとしびれの原因になります。また糖代謝が落ちると酸素供給も落ちます。この二つを上げていくために針を使いました。「タイハク」、「インリョウセン」、「右カンモン」、「右ケイキョ」に置針をしました。次に脊柱の流れを良くするために三睆(中晥、下晥、上晥)、「キカイ」に針を施しました。さらに痛みを数ヶ月以上我慢していたために抵抗力も落ちていたので扁桃処置として「ダイツイ」、「ショウカイ」、「手サンリ」、「キョクチ」に置針をしました。

 

 

血液を改善させるために、疎経活血湯、地竜を飲んだ方が良いとアドバイスをさせていただきました。

 

 

治療から約一ヶ月後、左手指のしびれは、あまり気にならないようになってきたようです。このころから本人の笑顔を見ることが多くなりました。

 

 

さらに一ヶ月間しっかりと治療をし、漢方薬も毎日欠かさずに飲んでいるということでした。

 

 

今は、仕事中でも首の痛み、手のしびれをほとんど感じることがなく、自ら残業も出来るほど治療の効果を実感しているようです。

 

 

今週からは、痛みとしびれのために中止していた水泳教室にも復帰するとおっしゃっていました。

 

 

最初来院した時には、このままずっと痛みとしびれが取れないかもしれないということに対する不安で、夜も眠れない日々を送っていたそうですが、元の生活に戻れたので本当に良かったと思う一症例でした。

交通事故による首の痛み(症例)

2017.03.15

交差点で右側から走行してきた車とぶつかってしまい、それ以降首の右前側の痛みに悩んでいる30才前半の女性の症例です。

 

 

2年前に交通事故に遭ってから首の調子が悪いそうです。重い物を持つハードなお仕事をされており、当日の仕事量に比例して首の痛みが出てくるそうです。また天気の悪い日の前日にも同様に痛みの症状が現れるそうです。

 

交通事故に遭うまでは、まったく首の痛みなどで悩むことは無かったそうで、明らかに交通事故が原因であると思います、と本人がおっしゃっていました。

 

 

レントゲンなどの検査では、首の構造上の問題は何もないそうです。

 

 

今までにありとあらゆる治療や施術を受けてきたそうです。治療後には楽になることもあるそうですが、また数日後には元の痛みのある状態に戻ってしまうそうです。

 

 

当院では、まず今までにどのような治療や施術を行ってきたかを細かく聞き出し、その中で一番効果が高そうな治療をヒントに施術方針を考えていきました。

 

 

痛みは、ハードな仕事をした後に出ること、そして天気の悪い日の前日に出る、痛みの場所は胸鎖乳突筋のラインに沿ったエリアで、ほぼ同じところにでる。圧痛点と痛みの部位が同じである。特定の位置に痛みがあること、また痛みの場所の移動がないということ。これらの症状から瘀血を考えました。痛み出すと夜中も痛みが続き、舌下静脈の怒張も確認しており、なおさら瘀血が絡んでいると思いました。天気に左右される痛みは、風や湿が関係しており、疎経活血湯を少しの間飲んでいただくよう指示を出しました。

 

 

仕事量に比例して痛みが出るということは、筋肉や骨格を含めすべての機能が弱っていることも原因の一つなので、この患者さんに合う体操や首周辺のリハビリを教えました。また入浴でかなり楽になるということなので、なるべく体を冷やさないよう、食事や飲料などもなるべく温性の物を摂取するよう指示を出しました。お酒も好きな方なので、ビールやウィスキーなどは体を冷やしてしまうので飲むのであれば、原料が温める植物である赤ワイン、日本酒、紹興酒、ウォッカなどに変えるよう指示を出しました。

 

 

当院の検査段階で、首の左回旋痛、後屈時痛が陽性でした。経絡テストで考えると、任脈、胃経、大腸経、肺経です。この日は、あいにく痛みが出ていなかったので、治療効果の確認には、圧痛と運動方向の二つから行いました。

 

 

治療としては、瘀血処置として「左チュウホウ」、「左シャクタク」、反対側の「キュウキョ」と「シトク」、に針と灸。これにより血流促進と胸鎖乳突筋の圧痛が取れてきました。扁桃処置として「キョクチ」「ショウカイ」、腹診により膵周辺の圧痛があったため、左のF1F6に井穴刺絡、経絡テストに従い、右のF6、右のH1H6に井穴刺絡を行い、さらに百会三点に頭部刺絡を行いました。

 

その後、治療効果を確認するために再び首の後屈、左回旋を行っていただいたところ、九割くらい痛みが楽になっていました。

 

 

日常生活の注意点を意識しながら過ごしていただき、週に二回の治療を二ヶ月間行っております。

 

現在は、以前のような鋭い痛みに悩まれることはなくなったそうで、痛みよりも違和感を訴える程度にまで良くなっているそうです。

 

 

痛み自体は出ていないので本人は相当楽だとおっしゃっています。違和感も入浴により消失するようなので、なるべく無理のない範囲で体を動かすことや食事に気を付けることなどを指示している症例です。

ひざに水が溜まった症例

2017.03.07

60才代の女性で、二ヶ月くらい前から大腿骨下端の外側に水腫のようなものが出現し、徐々に腫れ上がってきてしまい、ついにはひざを曲げてしゃがみこむことが出来なくなってきたということで来院しました。

 

元々変形性膝関節症のため、病院で治療を受けていたそうです。原因らしいことがなく、ある日突然、ひざ上が腫れ上がってきたらしく、病院では、水が溜まっていると考えられるので今度注射針で抜きましょう。と言われたらしいですが、水を抜くと癖になるということを聞いたことがあることから、それ以来この病院には行っていないそうです。

 

 

当院で確認したところ、たしかに肉眼でも左右差が分かるくらいに左の膝の上が膨れていました。

 

 

下腿もかなりムクミを生じており、水毒(水分代謝が劣っている状態)だと判断しました。舌診では、歯型舌と白苔舌を認めました。

 

 

治療としては、ひざ周辺は一切治療をせず、ツボとしては「タイハク」、「ロウコク」、「キモン」、「キンモン」、に針と灸を行い、水分代謝処置を行いました。さらに横臥位にて「ダイチョウユ」、「ジンユ」、「ケイモン」に針と灸を行い、腎臓強化処置を行いました。

 

 

この治療を約三週間行いました。また普段の生活では、ドーナツパッドと包帯にてひざを軽く固定しました。

 

 

できれば、独活寄生丸と地竜とヨクイニンを同時に飲むよう指示を出しました。この三つの合方は、特にひざの水などの炎症による痛みに使います。

 

 

治療から三週間後、ほぼひざの水は引いており、ひざを曲げても水腫のせいで、ひざがパンパンに張った感じも無くなったようです。

 

 

病院などでは水を抜くことが多いですが、一回抜いて良くなる人もいれば、たしかに抜いたのにまた水が現れて二回、三回と複数回水を抜く人がいます。

 

 

水を抜く前に保存的に治療をした方が予後が良いことが多いので、安易にひざの水を抜くのでは無く、まず水毒の処置や腎臓強化処置、肺経、脾経、腎経など水分と関係する経絡の調整、その他適切な施術などを試みることが大事かと思います。

 

 

その後、この患者さんの場合、ひざが腫れることはなくなりました。

「独活寄生丸」と「疎経活血湯」について

2017.01.31

一概にこの二つの漢方を分けることはできないですが、大まかに分けるとすると、独活寄生丸の方が高齢者に向いていることが多いです。

 

痛む時間ですが、独活寄生丸の場合の痛みは、継続しての鈍痛が多いです。疎経活血湯は、夜間や朝方にかけて鋭い痛みを訴える人が多いです。

 

痛みの適応場所は、下半身に効果を発揮するのが独活寄生丸で、疎経活血湯は、全身の痛みに適応しています。もちろん、下半身にも適応します。

 

 

痛みの特徴としては、しびれと鈍重感の場合は独活寄生丸が効きやすく、刺痛や固定痛は疎経活血湯が効きやすいです。

 

慢性の座骨神経痛の症状には、独活寄生丸が効きやすく、急性の鋭い神経痛(激痛)には疎経活血湯が効きやすいです。

 

 

退行性変化で年齢と共に骨が弱くなり、骨粗鬆症などがある場合には、腎虚の状態が強く、独活寄生丸がこの腎虚の適応となります。。ちなみに独活寄生丸は、肝虚の適応でもあります。

 

 

血行不良になる血液の停滞が原因で起こる痛みには、つまり瘀血が強く現れている場合には、独活寄生丸よりも疎経活血湯をお勧めします。

 

 

骨に関連する慢性痛の一種、脊柱管狭窄症では、独活寄生丸が適応となっています。

 

 

よく見られる症状として、たとえば雨の降る前の日に足が痛んだりしびれたりする、また梅雨の時期や台風シーズンなど、つまり天気により症状が悪化する場合、これは湿度や風による影響を受けております。この状態を東洋医学では、「湿邪」、「風邪」といい、この湿邪、風邪の時に使うのは独活寄生丸です。湿邪、風邪の他に独活寄生丸では、寒邪が関係しています。

 

 

耐えがたい座骨神経痛で夜も眠れず、じっと安静にしていても針で刺すような強刺激の痛みがあり、しかも痛みや場所が一定の部位に限って現れている場合には、疎経活血湯を用います。このような瘀血の症状が強い神経痛を疎経活血湯は和らげてくれますが、もし疎経活血湯でも我慢し切れない痛みが続く時には、さらに強い駆瘀血剤として環元清血飲や通導散、時には桂枝茯苓丸などを合方したりする時があります。

交通事故が原因で起こる頭痛(症例)

2017.01.18

30才代の女性で、交差点で停車中、後ろから追突されて受傷。当初は首が痛く病院で二ヶ月ほど治療をしていました。首の痛みと同時にここ一ヶ月くらいは頭痛も感じるようになったそうです。

 

 

現在は、首の痛みよりも頭痛の方が辛く感じ、病院で頭痛薬を出してもらっていますが、飲むと楽になるそうですが、ずっと薬に頼る生活がこわい、との思いで当院を受診しました。

 

 

頭痛は、だいたい両耳のワキから後頭部にかけてあるようです。頭痛と首の痛みが関係しているような気がするとおっしゃっています。

 

 

入浴により、頭痛と首痛は楽になるらしいです。寒い日などはとくに痛みが激しくなるようです。

 

 

治療としては、三睆処置として中睆、下睆、上睆に置針し、さらに気海に圧痛があるために置針。腎と肺の火穴に圧痛があるため、右のフクリュウ、インコク、左のシャクタク、ケイキョに置針。曲池三点にて扁桃処置。さらに左右のイチュウ、ヒヨウ、コンロンに置針。それと漢方薬として環元清血飲、疎経活血湯、地竜を飲んでいただくことにしました。

 

治療から二ヶ月が経過しましたが、現在は頭痛がほとんど起きていないようです。寒い日や天気の悪い日の前日にも頭痛や首痛で悩まされることも無くなったそうです。

 

 

これだけ症状の楽な状態が続いているので治療をそろそろ終了する予定です。

 

念のために漢方薬はあと一ヶ月間飲んでいただいた方がよい、というアドバイスをさせていただきました。まだまだ寒さが続く季節でもあるので、漢方薬で血や気を流しやすい状態にしておいた方がよいと思います。

 

 

この患者さんは、パソコンを扱う仕事をしており、当時は、仕事中も首と頭が痛く、それに耐えながらの作業だったらしく、一日がとても長く辛い思いをしていたようですが、今は症状も無く楽しく毎日仕事に集中出来ているようです。

 

なんと言っても薬漬けの生活から解放され、また症状に対する将来の不安も無くなり、安心しました、とホッとしているみたいです。

 

 

 

シナモンの効能

2016.10.28

シナモンは、生薬でいうところの桂枝に当たります。

 

桂枝の効能としては、とくに体を温める作用があります。シナモンは温熱性の食材で、身体を温めることで血行を促進させ、発汗を促します。

 

したがってぞくぞくする風邪の初期には、このシナモン(桂枝)の入っている葛根湯を飲むことで、ぞくぞくとした冷え切った体を奥からじんわりと温めてくれるのです。

 

またシナモンには、鎮痛作用や健胃作用、抗菌作用、抗ウィールス作用があります。

 

これらの作用を発揮するために、安中散、胃令湯、桂枝茯苓丸、牛車腎気丸、八味地黄丸、小青竜湯、温経湯、麻黄湯、柴胡桂枝湯、などが桂枝を含んだ漢方薬として世の中に多数出まわっています。

 

お菓子の添え物としてよく使用されるシナモンですが、高い治療効果と健康維持にもかかせない食材です。

 

このシナモン(桂枝)の効能を上手に活用して健康と美を維持していきましょう。

ハト麦の効果

2016.09.20

ハト麦の殻を取り除いたものを「ヨクイニン」と呼び、漢方薬として取り扱われております。

 

このヨクイニンは、昔からイボ取りとして使用されていますが、コイクセフライドという成分がイボ組織に作用すると言われております。

 

またイボ取り以外にも大人ニキビにも効果があるようです。ストレスなどが原因で出来るニキビなどホルモンバランスの調整もしてくれます。

 

ハト麦のその他の効能としては、抗ヒスタミン作用があるため、アレルギーの抑制など花粉症などにも一役買ってくれそうです。花粉症になる二か月前からハト麦と玉屏風散を同時に服用することで花粉症による辛い症状を抑えてくれますので花粉症でお悩みの方はぜひ行ってみてください。ただ、花粉症になってからでは遅いので、その時は、小青竜湯という漢方薬がお勧めです。

 

さらに、ハト麦には、老廃物や余分な水分を排出する働きがあるので、とくに足のムクミに効果を発揮します。この場合、ハト麦単方で服用するよりも、足のムクミに冷えがある場合、足のムクミに血液の流れが悪い場合、足のムクミに筋力が落ちている場合など、足の状態に応じてハト麦にそれぞれの足の状態に適した漢方薬を一緒に飲むことでムクミが解消されます。

 

組み合わせとしては、地竜に独活寄生丸を併せ、さらにヨクイニンを一緒に飲むことで、慢性のヒザの痛みや腫れに効果がありますので、ヒザの痛い方は、試してみてください。

 

 

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